業務案内
三品種の豚を掛け合わせた「三元豚」
当社が育てているのは、三品種の豚を掛け合わせた「三元豚」です。
ランドレース・大ヨークシャー・デュロック、この三品種を掛け合わせています。
品種を掛け合わせることで、短所を補い長所を活かせるバランスのとれた良質な豚肉を生産することができます。穏やかな自然の中で、一匹一匹の「いのち」に感謝し、日々愛情を込めてスタッフ一同豚と向き合い育てています。
Variety当社で育てる三元豚の品種
- ランドレース(オス)
- 原産国:デンマーク
繁殖能力に優れており、産子数・泌乳量も多く育成率が高い。脂肪分が少なく、赤肉が多い。
- 大ヨークシャー(メス)
- 原産国:イギリス
繁殖能力に優れ、一腹あたりの生産頭数が多い。赤肉と脂身のバランスがよく、加工肉の原料に適している。
- デュロック
- 原産国:アメリカ
産子数が多く、成長スピードが早い。肉質・脂肪質が優れており、肉にサシ(霜降り)が入っている。
Process三元豚はどうやってできるの?
Production process生産工程
- 誕生~分娩舎:0日~約21日
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約114日間の妊娠期間を経て、母豚は一度に10頭以上の子豚を出産します。
出産から数時間のみ分泌される母乳には子豚を病気から守ってくれる免疫成分が豊富に含まれるため、出産後すぐに子豚に母乳を飲ませます。生後約7日で餌を食べ始め、元気に育った子豚は育成舎へと移動します。
(成長に合わせて適した環境の豚舎に移動して育てます。)
- 離乳舎:約21日~70日
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母豚から離れた子豚を飼育する育成舎に移動します。
新しい仲間と共同生活を始めるため、慣れない環境に不安を感じ体調を崩しやすい時期です。
消化力が未発達なため、良質なタンパク質を 含んだ消化されやすい餌を与えます。繊細でデリケートな豚はわずかな環境の変化でも敏感に反応するため、快適に過ごせるよう温度、湿度の管理には細心の注意を払います。
約50日を過ぎた頃から急激に体重が増加し、筋肉が発達します。
アミノ酸とエネルギーのバランスが良い餌を与えます。当たり前のことですが、豚舎の管理や体調を崩した豚はいないか、しっかり食欲はあるかなど毎日の管理がとても大切です。
- 肥育舎~出荷:約70日~150日
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肥育舎とは出荷までの3ヶ月を過ごす場所です。
お肉の味や風味に影響を与える時期なので、より良質なお肉になるように植物性の餌を与えます。
体重が約110kgになったところで大きさを選別して出荷します。誕生~出荷までの期間は約150日です。